プラットフォーム

Remotte とは

Remotte(リモッテ)を使うと、Windows PC だけで、スマートフォンやパソコンを使ったインターネットアプリを簡単に作成して運用できます。

一般的に、インターネットを使ったアプリを実現するためには、ウェブサーバーやデータベースなど、クラウド上(ないしは自社施設内)のリソースを確保・設定し、ソフトウェアやネットワーク、ユーザーインタフェースの設計・開発を行い、運用開始後も、保存されたデータやアカウント・権限管理、セキュリティー対策など、絶えずサーバー環境を管理・保守する必要があります。

また最近のアプリ開発は、他の企業が提供している複数のサービスを組合せて実現することが多く、どのサービスを採用するのが最適なのか選定したり、使い方を学習するコストが大きくなってしまったり、サービス同士を上手に連携させるために専門的な知識と経験が必要になったりと、技術者に要求される能力が複雑化しています。

一般的なインターネットアプリの構成
All-In-One プラットフォーム

リモッテではまず、一般的なアプリの作成と運用に必要な共通要素を、既に自宅や職場で使い慣れている Windows OS 上で動作する「リモッテ・ステーション」というプログラムに集約しました。これにより、Windows PC 自体がインターネット情報サービスやデータベースとして機能し、利用者の端末からインターネットを介して直接アクセスできるようになります。 また、プログラムや画面を作成するツールや、アプリの実行、運用、履歴の記録を行なう仕組み、利用者ごとのアクセス制限の管理など、インターネットアプリを実現する上で必要なものの全てがリモッテだけで完結しているため、学習コストが小さく、専門的なことがあまり分からなくても、簡単にアプリが実現できます。

リモッテを使ったインターネットアプリの構成

これによってアプリの開発者は、実現したい固有の機能部分だけの開発をし、一般的なアプリが通常持っているような機能は、リモッテのプラットフォームに任せるようにしました。例えば IoT 系のアプリで、データを可視化したり、スイッチやボリュームで機器を遠隔制御するようなものであれば、ノーコードで一切プログラムを記述することなく、画面を数分で作るだけで実現できます。

リモッテが目標とする 簡単・エコ2 って?

「簡単!」とか「エコ(経済的)、エコ(環境にやさしい)」といっても、その言葉の捉え方は人それぞれ。リモッテでは、プラットフォームが提供する目標として、

  • 考慮に入れなければならない要素が、リモッテ以外の方法でやろうとした場合と比較して、少なくて済むこと
  • 使い方が分かり易く、学習コストがとても小さいこと
  • とりあえず何かやってみるのに、費やすお金と時間が最低限で済むこと
  • 新たに何かを買わなくても始められること、既に持っているものを最大限に活用すること

を掲げています。インターネットでお買い物するのと同じくらいの要領で、色々なアプリを実現できるようにすることを目標にしています。

基本的な利用手順

ステーションの準備

1. Windows パソコンに Remotte ステーションをダウンロード、インストールして実行します。
2. 「Remotte コントロールパネル」を開き、ステーションを起動後、管理ツールを開きます。初めて管理ツールを開く時は、管理者のメールアドレスとステーションの名前を登録します。
3. Remotte「ストア」を開き、お望みのアプリをダウンロードします。例えばサンプルとして「ステーションの管理」アプリをダウンロード、ステーションにインストールし、「開始」ボタンを押すとアプリが始動します。

利用者として使用

1. Android、iOS、ないしは Windows PC や Mac 等の端末で、リモッテのホームページにアクセスし、画面右上の「ログイン」ボタンを押します。
2. SNS アカウントを使って、ログインします。
3. 画面左上のメニューを開き、承認すると、アプリが表示されます。